京都アニメーション放火事件

お久しぶりです。
セージです。
今回は京アニ事件についての話です。

35名もの命が絶たれてしまった、非常に悲しい事件です。
京都アニメーションの製作する作品はほぼ毎期視聴する程度には好きな会社と言う事もあって、報道があった時はショックを受けました。

今回は亡くなった35名の内、公表されていなかった25名の実名が報道された事に触れようと思います。

結論から言うと今回の実名報道はするべきでは無かったと個人的には考えています。
理由はいくつかありますが、大きな理由は公表する時期としては遅すぎると言う事。
公益性が失われていると思うからです。
実名で報道される事が最も求められるのは事件直後。
親族以外の関係者にいち早く安否の知らせを届ける手段だと僕は考えています。

事件から約40日も経過した今になって報道されても、いたずらに世間を騒がせるだけで、残された家族、関係者には迷惑になるだけではないのかなと。
実際、京都アニメーションからは公表を控える要請が出ていました。
さらには、今回公表された25人中、20人からは公表の同意が得られていないそうです。

報道の原則として実名なのは理解しています。
ですが、先に書いたようにあくまでも公益性がある事が前提です。
今、実名を報道する事に公益性はあるのでしょうか。
公益性とは何なのでしょうか。
実名が公になった事で、プライバシーを侵害される人が必ず出てきます。
あくまでも今回発表された方々は被害者なのです。
加害者ではありません。
心をあるいは心身ともに痛めているのは被害者です。
そこに重きを置いた報道をして欲しかったなと、そうあって欲しかったなと思います。